日立情報、中国でSE育成を本格化
— 済南市凌佳軟件外包培訓学校で講座開設、講師派遣へ |
リリース時間:2009-04-04 |
(株)日立情報システムズは、今月から講座開設など、中国でのSE育成を本格化する。システム開発のノウハウと実践を中心に、約一年間にわ
たって研修し、三年間で200人の上級SEの育成を目指す。また、研修終了後、現地採用することで、企業競争力を一層強化する。
開発委託拠点で採用
講座開設先である「済南市凌佳軟件外包培訓学校」は、去年7月に設立し、ブリッジSEの育成を中心に運営している。今月からは、20人余り
の学生を対象にして、日立情報講座を開設する。
日立情報からは、講師を計16名派遣する予定。担当する講師それぞれが自らの専門領域を背景に講義し、年間400時間の計画で、SEに必要な
力を培っていく。授業料は、年間1万元(約14万5000円相当)。講座内容としては、納期・品質管理、プロジェクト管理、コミュニケーション
演習、チームメンバの育成、チームワーク演習などが含まれる。講座は、ケーススタディにグループで取り組むように設計されていて、大学
では学べない実践経験を通じて、学生に実践的技能やリーダーとしての素養を身につけさせる。
日立情報は、オフショア強化を狙って、中国、ベトナムでの計4つ拠点の拡充を急いでいる。済南市の拠点は、現在、約七十人のSEを抱える。
人材登用制度としては、原則上採用するとともに、新卒・中途採用も並行して進め、二〇一二年までに約四百人に増員する。
講師として専門学校に派遣した社員についても中国での経験をもとにビジネスの視野を広げさせ、オフショアなどグローバルな事業を運営で
きる人材の育成につなげる。
講座内容
プロジェクト管理概論
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大規模・中小規模のプロジェクト管理に必要な一般的な知識、技法を学ぶ。
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見積実践演習
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見積もり技法教育実施し、プロジェクト計画と実績の差異を分析。サービス仕様書の作成演習も実施。
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論理的な思考と記述特論
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オフショア先に送られる仕様書を正確に理解し、キーワードを明確にした思考力の養成と質問記述力の養成。
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部下の育成・チームワーク演習
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ロジェクトの納期・品質・価格・生産性向上を図るためのチームワーク向上と部下の育成マネジメント演習。
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出典:日経産業新聞 (2009年4月2日)
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